昭和~平成~令和の社会・企業と学校 ー求められる人材の変化ー
みなさん、こんにちは。相談員の土井です。
新年が明け、今年は令和5年となりました。早いですね~
昨年、ある高校の校長の講演会で「昭和の企業・社会と学校、平成~令和以降の社会・企業と学校」
というお話を聞きしました。
私自身、心理師・スクールカウンセラー、そしてキャリアコンサルタントとして、いろいろな方々と関わる中で、
「従来の価値観に縛られて苦しい思いを抱えている方もいらっしゃるのでは?」と感じていました。
その疑問を、このお話しに当てはめると理解しやすいのです。
「昭和の社会・企業」が求めていた人材は「会社が求めたことを黙々とやり続けてくれる人」です。
「働きたくなくても働かなければならず」、周り(社会・会社)がコントロールしやすい人・
管理しやすい人が重宝され、文句は言わないことが原則です。それで終身雇用が保証されます。
そのため、学校教育はそういう人を育てるための教育方針が立てられます。
「みんなで同じことをする」「チャイムに合わせて行動する」「教師の言うことを聞く(やりたくなくても従わなければならない)」「ルールに従えない子は問題児というレッテルと排除」です。
「平成~令和の社会・企業」が求めつつある人材は、「自分でアイディアや価値を生み出すことができる人」です。
これからは、単純作業などはロボットやAIへ置き換わっていく可能性があります。
人口減少・経済停滞の影響で終身雇用は難しく、就職は手段の一つであり、「自分らしく生きる」ためにやりたいことや楽しいと思えることを大切にしながら、自分の価値や才能を活かします。
このように比べてみると、社会のニーズは変わっているのに、人の意識が追い付かず、従来の学校教育で身に付けた価値観に縛られて、今の社会でどう生きていくのかに戸惑い、不安が強くなっている人もいるように感じます。
これからの新しい時代にどう生きていくのかは、誰にも答えはわかりません。
ただ、動いている(流れている)現実をみながら、どのように適応していくかを考えて行動することが大事だと思います。
サポステの相談員は、このような現実も含めて、皆さんの「生きる」を応援します。
「不安」「何をしたいのかわからない」「自分は何もできることはない…」などと思う方は、
どうぞ一度サポステにご連絡ください。
就労に向けての準備はもちろん、ゆっくりと自分を見つめることも、一緒にお手伝いします。
自分のことは意外に見えないこともあります。
相談員一同、お待ちしています。

早くこんな風景が見られる季節になって欲しいです✨
土井