2022
09/21

『お気軽に』のハードル ~相談室の話題から~

みなさまこんにちは^^相談員の吉田です。
なんだか急に寒いですね。。。みなさんはお変わりありませんか?
着るものに悩むこの時期。
ですが、夏の終わり→初雪くらいが一番好きな季節です✨

先日、相談室でこんな話題になりました。
「よく、『お気軽にご連絡ください』とか『お気軽にお越しください』とか
      書いてあるけど、もっと気軽にならんもんかね」

サポステ利用についてもそうですが、相談機関への問合せや、イベントへの参加などなど、
「お気軽に」という言葉をよく目に、耳にしますよね。

待っている側 としては、より多くの問い合わせや参加を期待しているから、
「本当に是非いらしてください」というウエルカムな想い・姿勢を表現しています。
そもそも、そのための相談機関やイベントなので、全くリアクションがない方が辛い・淋しい・困る、のです。

「お気軽に」という表現を、もっと気軽にする言い方は・・と一緒に考えてみましたが、
「気安く」「軽率に」「気兼ねなく」「ご遠慮なく」「忌憚なく」・・・あらららら?
なんだか段々堅苦しくなってきましたね^^
ホームページ上や印刷物での表現としては、やはり「お気軽に」が気軽ハードルの限界なのでしょうかね^^
何かいい表現がありましたら、教えて頂けると嬉しいです^^

こちらの気持ちとしましては、
「なんなら」「試しに」「期待しないで」・・くらいのハードルです^^

「とにかく話をしてみたい」「聞いてみたいことがある」「自分に、家族に必要かも」
と思ったら、是非!お気軽にご連絡ください^^

リゾットも益々美味しい季節に✨
秋ですね🍂

吉田

2022
09/12

久しぶりのちょっと独白

スタッフの荒井です。久しぶりのちょっと独白!です。
9月になり気が付いたら日の暮れるのも早くなり、朝夕もすっかり秋を感じるこの頃です。

さて、久しぶりの独白を思いたったきっかけが2つほどあります。
1:最近、お会いした若者から「なぜ働くのかわからなくなった」
 「本音で言うと働きたくない」などのなげかけを数人の方からいただきました。
2:最近、興味を持った「緒方 貞子さん」の「私の仕事」の終わりに
  ―仕事は、人を成長させるー ということが書いてありました。

*ちょっと緒方 貞子さんのこと
日本人初の国連難民高等弁務官という難民問題を担当する最高責任者を10年(1990年~2000年)勤め
積極的に現地に入り活動をされ2019年に他界された方です。
私もお名前くらいしか知りませんでした。太平洋戦争に至る戦前の出来事の一つに
1932年(昭和7年)に海軍の青年将校たちによる「五・一五事件」というのがあります。
その事件で当時の内閣総理大臣:犬養毅が襲われ“話せばわかる”という言葉を最後に問答無用で銃殺されました。
この犬飼毅総理が緒方 貞子さんの曽祖父だということを知り、緒方 貞子さんに興味を持ち、
関係する本を読みました。現在のウクライナ戦争、ミャンマーの軍事政権、アフガニスタンの混乱などに
よる大量の難民問題などを考えさせられました。
興味を持たれたらネットや本で「緒方 貞子」さんに関して調べて見てください。


さて、話を戻しますが、「なぜ、人は働くのか?」
いろいろな考え、価値観があり、絶対にこれだ!という答えはないと思います。
時代や国や民族、宗教によっても異なるかと思います。
私は、よくマズローの5段階欲求説を使って1つの考え方として話をするこが多いです。

*難民の話ではありませんが生きるために
・まずは生きるための食と衣が必要👉生理的欲求
・安全に暮らす場所(家)が必要、守られた環境が必要👉安全の欲求
・人は一人では生きていけないコミュニティや組織のなかで(所属)
 そして、基本的には人を愛し愛されたい👉所属と愛の欲求
・次の段階として自己の存在や役割等を認められたい👉承認の欲求
・なりたい自分をみつけ実現を目指す👉自己実現の欲求

「働くこと」でこの欲求を実現することが可能です。
★生活のためにお金が必要:生理的欲求と安全の欲求を満たします。
 物理的欲求ですが、生きるためにとても必要なことだと思います。
★所属の欲求として簡単な言葉で「居場所」が必要(職場、家庭、コミュニティ、サークル)です。
★その居場所で承認されることでやりがいや喜びを感じます。
★そしてなりたい自分=自己実現
実はこのステップに必要なことが経験や学びや行動で、それは、
「仕事は、人を成長させる」とう緒方さんの言葉につながると改めて思いました。
さあ、サポステを利用して一緒に働くことをみつめなおしてみませんか!

荒井

2022
09/01

居場所「シエスタ」に行ってきました🧸

みなさんこんにちは^^相談員の吉田です。
今回はきのう参加した「シエスタ」についてお伝えします。

年5回開催のうちの初回でした。
あいにくの大雨で、通常より参加者が少ないかな?と感じましたが
当事者、ピアスタッフ、ご家族、支援者 が集まりました。
前半は、話題提供としてピアスタッフの方達から発表がありました。

テーマはズバリ、「もし両親がいなくなったら。当事者の思い」です。

そうですよね、親だって年を重ねます。
「まだ先かな」と思いたいところですが、時間はみんな平等に進みます。

経済的な不安ももちろんですが、家族がいなくなることによる孤独への不安、
不仲な兄弟との関係性の不安についても語られました。

後半は家族と当事者、部屋を分けて語り合いました。
江別では今年度からの新しい取り組みです。
もし、親子で参加した場合、同じ空間にいると、相手がどんなことを話しているのか気になったり、
「自分の語りを親に聞かれたくない」と思うこともあるかと思います。
今年度はそのあたりを考慮して、部屋を分けました。

当事者グループではカードゲームを行ったそうで、すごく盛り上がったようです✨
初参加の方もいましたが、簡単なゲームをすることで、少し緊張がほぐれて参加できたのでは?
と思います。

私は家族グループに参加しました。
「子供が何を考えているかわからない」「どう声をかけていいのかわからない」
こんな声が聞かれました。
普段から色々と話しをしている親子であれば、いくぶん違うかも知れませんが、
部屋にこもっていたり、会話をしても返事だけの場合など、
本人が何を考えているかなんてさっぱりわかりません。
親の言動を受けて警戒し、益々部屋から出てこなくなるケースも多いです。

皆さんはどうしたらいいと思いますか?

ピアスタッフの方や、私が親御さんから聞いてきた経験からの意見として、
親が安心・安全の空気感を持つこと。
親自身が、自分の時間を楽しむこと。
これが結構有効なようです。
もちろん、時間はかかりますし、「これが正解!」というものではありません。

こんな感じで、意見や感想が語られるのが「シエスタ」です。
話さなくても、聞いているだけでも大丈夫です。

表情がみるみる変わっていく空✨ 秋ですね^^

吉田

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