脅迫的な観念って?
こんにちは!サポステの荒井です。
先日、精神科医の方が書いた本を読んでいたら……
―人間の可能性や自由な発想を奪い、思考を硬直化させる最大の原因に、「脅迫的な観念」がある。
つまり、「〇〇をしなければ」「○○ができなかったらどうしよう」とひとつの考えに縛られるだけで、
心や社会の柔軟さが極端に失われてしまう。―
という一文に出会いました。
👉そうあるある!自分の経験でも、そしてサポステに来られる方のなかにも
脅迫的観念に縛られている方が結構いらっしゃると思いました。
サポステを利用している方の初回の面談時によく聞く言葉。
「働かなければ」「就職しなければ」「これ以上親に迷惑をかけるわけにはいかない」
でも、「こんな自分で働けるだろうか」「採用にならなかったらどうしよう」
「何ができるかわからない」「決まっても周りと上手くやっていけなかったらどうしよう」
などなど不安や自己否定するようなことを話す方が多いです。
まさに、「脅迫的な観念」に縛られて身動きが取れなくなっている状態です。
そのようなことを考えているときに思い出したことがあります。
現在、私たちのさっぽろ・江別・岩見沢の若者サポートステーションを運営する札幌の
「若者支援総合センター」の松田館長の言葉です。
(どのような場面での話か覚えていませんが、そうだ!そうだ!と思ったこと)
自分なりの受け止めを下記に表現すると・・・
サポステに来られる若者の気持ちや状況を車に例え、
エンジンはかけられたが一歩踏み出せない(働かなければ!でも前に進めない!)
●一生懸命アクセルを踏んでいる
●一方、不安などでブレーキを踏んでいる
つまり、アクセルもブレーキも同時に踏んでいる状態!!
エンジンはうねり音を出すが、車はその場で音だけを出し、車体がガタガタとゆれている状況。
⇒エンジン(こころとからだ)は、どんどん疲弊して悲鳴をあげている。
☺肩とこころの力みを抜いて、まずは、エンジンの再スタートから始めませんか!?
サポステで、まずはエンジンを切って、あらためてエンジンをスタートするところから、
一緒に考え整理することを応援しています。
動き出しても、いろいろな道(高速道路、一般道でも平地、市街地、山道、速度制限など)
=いろいろな働き方、職業、就職先があります。道や個々人の状況や思いにあわせた走り方があります。
それを一緒に探す場所がサポステです。
〇〇をしなければならないから○○の道や方法もあるんだ!自分にあったものを探してみよう!
さあ、サポステを利用して一緒に準備をしませんか!
荒井