2021
09/02

これからサポステを利用しようかどうしようか、迷ったり考えている方へ②

みなさんこんにちは!相談員の荒井です。今回は前回の続きをお伝えします。

②「自己概念の明確化」で一緒に振り返ったりしたことをベースに
③「職業、職務を特定する」=実際にどのような職業を検討するか少し絞り込みます。そのうえで、
④「情報収集」のステップに進みます。
<私の経験から>
私が10年以上前にハローワークで職業相談の仕事をしていた時、一番困った相談者は、
「なんでもいいからできるだけ早く働きたい!」と話される方(結構、いらっしゃいますが)
「それでは」と何枚か求人を紹介すると「いや、この仕事はちょっと…」「給与が少し安い…」
など応募に至らない方が多くいらっしゃいました。

〇「自己概念の明確化」が必要です。
沢山ある職業のなかからまずはいくつか(私の場合は3個ほど)仮の職業設定をします。
その際、「厚生労働省職業分類」やネットでの「職業図鑑」を利用しています。

■厚生労働省職業分類(ハローワークの求人検索の分類にも使用)

 大分類
A管理的職業
B専門的・技術的職業
C事務的職業
D販売の職業
Eサービスの職業
F保安の職業
G農林漁業の職業
H生産工程の職業
I輸送・機械運転の職業
J建設・採掘の職業
K運搬・清掃・包装等の職業

ここである程度仮に絞った職業に関して、インターネットや本などを利用して情報を集めます。
絞らないで情報を探すととんでもない時間と労力が必要だからです。
調べた結果、「自分には難しい」、「資格が必要」、「自分が働きたいと考えている場所では求人が少ない」
などを確認して⑤「選択をする」に結び付けます。

⑤「選択をする」ではじめて絞った職業、職務に関する求人を具体的に検討します。
*職業、職務のほかに「就労場所」「雇用条件(正社員・契約社員・パート・アルバイト・派遣社員)」
「給与」「休日」「社会保険」なども整理して求人を探します。

●同時並行で応募書類の作成、添削を応援します。
*求人:ハローワーク求人、インターネット求人情報、求人誌、新聞など主に利用するものの
求人の見方を再確認して、実際に求人を検討します。

●一般的に採用され実際に働きはじめるまで
・応募先決定
⑴応募書類提出(Web応募も多くなってます)1週間から2週間
⑵面接日調整と面接日決定(1週間)2次面接がある場合は、さらに1週間
⑶最終採否決定(1週間)
など3週間から4週間かかることが普通です。
そこから出勤日が決まり、最初の給与が手元にくるまでさらに1か月ほどかかることが多いので
その間の生活費なども考えておくことが必要になります。

*ワンポイントアドバイス
上記のように採用にいたるまで時間を要することが多いので、私は、同時期に数か所応募することを勧めています。
●就きたい職業がみつかり、そのために資格が必要な場合もでてきます。
その場合も資格取得や職業訓練に関する情報を提供して、⑥「教育、訓練の支援」のステップに行くこともあります。

⑦「求職活動の支援」では、不採用の場合は、結果の振り返り、分析と新たな求人への応募と面接が決まったら面接練習の応援をします。

◆以上の①~⑦の段階のどの段階にいらっしゃるかを1回か2回目の面談で判断して応援のスケジュールを計画して応援していきます。

一人で考えるよりサポステを利用して一緒に準備しませんかきっと何かが見えてきますよ!

荒井

2021
08/26

これからサポステを利用しようかどうしようか、迷ったり考えている方へ①

★当サポステでの私(荒井)の相談についてご案内しますので、参考にしてください。

~江別・岩見沢若者サポートステーションのパンフレットの冒頭の案内から~
『サポステは「働く」に踏み出すあなたを応援します
当サポステには、3名の相談スタッフがいてチーム支援をしております。
キャリアコンサルタントとしてのベースは一緒ですが、それぞれ得意分野や手法を持っております。
今回は、何回かにわけて私の基本的な応援方法や考え方を紹介します。
基本は、利用される皆さんの状況や困りごとは、それぞれ違いますので、まずはお話を伺い、
その方の状況にそって応援をしていきます。

1・最初の相談時に、その方の状況を下記のどの段階なのかを検討します。

①意思決定の必要性働くことを意思決定しているかどうか
②自己概念の明確化仕事への興味・能力・価値観・経験
③職業・職務を特定する目指す職業や職種を2~3選択
④情報収集具体的求人選択や企業・業界研究
⑤選択をする応募先決定(応募書類作成・面接練習)
⑥教育・訓練の支援必要な場合:資格取得、職業訓練
⑦求職活動の支援直前の面接練習、結果のフォロー

*①から⑦の段階で支援方法が変わります

2・各段階での対応例

①意思決定の必要性
サポステに来所されたときに、「働かなければならない」とは思っているが、何をしたらよいか
わからなかったり、働くことに不安を感じたり、本当は学びなおしをしたいが、
これ以上親などに迷惑をかけたくない、働くことをイメージできない、など、
自分のなかで意思決定ができてないことがあります。
👉この場合
本音がどこにあるのか「何をしているときにワクワクするのか」
「何のために働くのか」などの話をしながら一緒に考えたりします。

②自己概念の明確化(まずは、自分のことを知ろう!)
就職活動のポイントは
(1)何をしたいか(仕事への興味)、わからない場合は、何はしたくないのか【興味】
  ・職業興味検査を実施したりします。
(2)何ができるのか、何ができないのか【能力】
  ・自己の棚卸や、職業経験のある方の場合は、キャリアの棚卸をします。
(3)働くうえで大切にしたいものを確認【価値観】
  ・バリューカード検査など
(4)過去を振り返り仕事やそれ以外の成功体験、失敗体験、
 喜びや悲しみなどの振り返りをする。【経験】
  ・ライフチャートの作成など

*次回は、③~⑦に関してお伝えします。
サポステを利用して一緒に準備しませんか何かが見えてきますよ!

荒井

2021
08/19

パラレルワーカー

みなさまこんにちは!相談員の吉田です。
今日は「働き方」についてお話しします。

パラレルワーカーという言葉、耳にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
1つの仕事の他に別の仕事をする、別のキャリアを持つ、兼業をしている労働者のことですよね。

仕事を探すときなどに思うことと言えば・・・
「できれば同じ仕事を続けたい」「転職は怖い」「定年まで安定して働きたい」
「できれば正社員で!」「休みが多くて、残業がなくて」
「職場の雰囲気がよくて、嫌な人がいないところ!」
・・・・などなど、それは誰だって安心・安定は欲しいところではあります。

近年、大手企業が副業を認めるようになったり、ワークライフバランスを意識する人、会社が増えたり、
コロナ禍での分散出勤やテレワークが普及するなど、働き方が多様化してきましたよね。
そうです、時代は変わっていくんですよね~。

その時代に合った働き方を、取り入れてみるのも一つの方法かと思います。
これからは、「色々な経験を時代に合わせて軽やかに積んでいく」人が増えていきそうな気がします✨

パラレルワーカーからヒントを得た言葉に、「パラレルノーカー」というものがあります。
パラレル農家 です^^
農家さんの人手不足がニュースなどで取り上げられていますよね。
コロナにより、海外の実習生が来られなくなったりと、人手不足は更に深刻化しているようです。
今まで農業に馴染みのなかった人や、本業がある方でも短期での農業参加が可能な取組です。
関心のある方は「パラレルノーカー」で検索してみてください。

無駄な経験はないです。
社会情勢を自分のだけの力で大きく変えることはできないですが、コロナ対策をしつつ、
時代に合った新しいことをしてみることもアリかも知れません^^

牧場で働くのも素敵✨

吉田

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