これからサポステを利用しようかどうしようか、迷ったり考えている方へ②
みなさんこんにちは!相談員の荒井です。今回は前回の続きをお伝えします。
②「自己概念の明確化」で一緒に振り返ったりしたことをベースに
③「職業、職務を特定する」=実際にどのような職業を検討するか少し絞り込みます。そのうえで、
④「情報収集」のステップに進みます。
<私の経験から>
私が10年以上前にハローワークで職業相談の仕事をしていた時、一番困った相談者は、
「なんでもいいからできるだけ早く働きたい!」と話される方(結構、いらっしゃいますが)
「それでは」と何枚か求人を紹介すると「いや、この仕事はちょっと…」「給与が少し安い…」
など応募に至らない方が多くいらっしゃいました。
〇「自己概念の明確化」が必要です。
沢山ある職業のなかからまずはいくつか(私の場合は3個ほど)仮の職業設定をします。
その際、「厚生労働省職業分類」やネットでの「職業図鑑」を利用しています。
■厚生労働省職業分類(ハローワークの求人検索の分類にも使用)
ここである程度仮に絞った職業に関して、インターネットや本などを利用して情報を集めます。
絞らないで情報を探すととんでもない時間と労力が必要だからです。
調べた結果、「自分には難しい」、「資格が必要」、「自分が働きたいと考えている場所では求人が少ない」
などを確認して⑤「選択をする」に結び付けます。
⑤「選択をする」ではじめて絞った職業、職務に関する求人を具体的に検討します。
*職業、職務のほかに「就労場所」「雇用条件(正社員・契約社員・パート・アルバイト・派遣社員)」
「給与」「休日」「社会保険」なども整理して求人を探します。
●同時並行で応募書類の作成、添削を応援します。
*求人:ハローワーク求人、インターネット求人情報、求人誌、新聞など主に利用するものの
求人の見方を再確認して、実際に求人を検討します。
●一般的に採用され実際に働きはじめるまで
・応募先決定
⑴応募書類提出(Web応募も多くなってます)1週間から2週間
⑵面接日調整と面接日決定(1週間)2次面接がある場合は、さらに1週間
⑶最終採否決定(1週間)
など3週間から4週間かかることが普通です。
そこから出勤日が決まり、最初の給与が手元にくるまでさらに1か月ほどかかることが多いので
その間の生活費なども考えておくことが必要になります。
*ワンポイントアドバイス
上記のように採用にいたるまで時間を要することが多いので、私は、同時期に数か所応募することを勧めています。
●就きたい職業がみつかり、そのために資格が必要な場合もでてきます。
その場合も資格取得や職業訓練に関する情報を提供して、⑥「教育、訓練の支援」のステップに行くこともあります。
⑦「求職活動の支援」では、不採用の場合は、結果の振り返り、分析と新たな求人への応募と面接が決まったら面接練習の応援をします。
◆以上の①~⑦の段階のどの段階にいらっしゃるかを1回か2回目の面談で判断して応援のスケジュールを計画して応援していきます。
一人で考えるよりサポステを利用して一緒に準備しませんか。きっと何かが見えてきますよ!
荒井