プチお仕事インタビュー⑪
みなさまこんにちは!相談員の吉田です。
今回は、お仕事インタビューといたしまして柔道整復師の友人、M也さんにお話しを伺いました。
(実際の言葉使いではなく、丁寧な感じに加工しています^^)
吉:まず、この世界に入ろうと思ったきっかけを教えてください。
M也:元々は全く違った仕事をしていたのですが、ある時仕事中に大怪我をしまして。
2年間の入院と4年に渡るリハビリ生活を余儀なくされました。
そのため、それまでの仕事ができなくなったんです。
吉:あ~以前も聞いていたけれど、そんなに長いリハビリだったのかと改めて驚きますね~。
本当に大変でしたよね。
M也:はい、本当に大変でした。やっと働ける状況になった時に、「自分に何ができるだろう?」
と思うようになりました。そして、「できることの中で、なおかつ、やりたいことは?」と考えていきました。
吉:大きなターニングポイントでしたね。
M也:元々この世界に興味はあったんです。「これかな?」と、鍼灸師の資格を取ろうと思いました。
学費は今までの貯蓄と奨学金でまかない、専門学校に3年通い、国家試験を受け、
鍼灸師の資格を取得しました。その後は非常勤として4年間、治療院で勤務していましたよ。
吉:そして、更なるチャレンジをしたんですよね。
M也:はい。働いていくうちに、知識や経験を更に積んで、レベルアップしたいと考えるようになりました。
そこで、柔道整復師を目指そうと思ったんです。
吉:再び専門学校に通ったんですよね?
M也:はい。とにかく勉強が大変でした。感覚は人それぞれだとは思いますが、自分の場合は、
「義務教育+高校3年間の勉強量を合わせても足りないくらい勉強した!」と思うほどやりました。
学内の実技をクリアして受験資格が得られ、無事一発合格することができました。
吉:正に努力の賜物ですね!
M也:大怪我からの入院・リハビリ生活や、仕事を通してのことなど、様々な大変な思いが糧になりましたし、
大変だった思いを成就させてあげたいと。今までの出来事を無駄にしたくなかったんですね。
吉:うんうん。よく踏ん張れたなーと。本当に感心します。
資格を取得してからは、1年間の病院勤務を経て、現在は開業していますよね。
例えば、大変なことといえばどんなこと?
M也:やはり経営ですかね。患者さんが来やすい雰囲気や広報の必要性も考えます。
あとは、辛さや痛みは一人一人全く違うので、それを100%理解すことは不可能ですが、
いかに患者さんの側に立って考えるかを大切にしています。
痛みの軽減緩和を目指し、生活動作をしやすくすることなどを踏まえて治療法を考えます。
吉:では嬉しいことは?
M也:ズバリ、患者さんの訴えを的確に理解して、治療できた時です。
患者さんの顔が明るくなるんですよね。それを感じられた時は嬉しいです。
「楽になった」「ありがとう」と言ってもらえると、本当に嬉しいですね。
吉:施術でもあり、接客でもありますよね。
M也:話すことは元々苦手だったけど、院長という役を演じようと思いました。
日々やっていくと、それが日常化していくんですよね。キャラに合わないかなと思っても、
できる範囲でやっていくと徐々に慣れて、それっぽくなってくるものです。
吉:そうですね。仕事している時って、その役割や立場を演じることも必要ですよね。
ではでは最後に、お休みの日は何をしていますか?
M也:サイクリングやドライブですね~。普段人と接しているので、休みは一人になって、
自由に動くことが良いリフレッシュになっていると思います。
仕事から心を逃がす、そんな感じです。
吉:正にオンオフですね♪ 貴重なお話しありがとうございました!
・できないと決めつけないでまずはやってみる。
・方向性さえ描いていれば、いつかタイミングや縁を掴めて形になっていく。
もし今が苦しくても、「少しでもやりたいこと・少しでもやれそうなこと」があると、進んでいけるのだと思います。
M也さんは「自ら痛みを経験しているからこそ、わかること・できることがある」と言っていました。
サポステでもよく話題なりますね^^
無駄な経験はない。それに尽きると思います。
一度社会に出てからも、必要に応じてまた勉強したり、大きく軌道修正したりする方、実は多いんですよ。
私もそんな一人です^^
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
吉田