こころに残ったこと⑤
こんにちは!サポステの荒井です。
本日は、「照顧脚下」(しょうこきゃっか)という言葉についてお話しします。
この言葉は、禅寺の玄関に「照顧脚下」「看脚下」と書かれた木札が下げられていたり、
置いてあるので見たことがある人も多いかと思います。
私が、初めてこの言葉を見かけたのは、百貨店に勤務していた時に2年間、大阪に転勤になった時です。
もともと歴史などが好きだったので、休みのたびに京都や奈良に行っていました。
1度だけ京都と奈良の境目にある山奥の忍者や柳生十兵衛などで有名な「柳生の里」を尋ねたときに、
柳生の里を一望できる山上にある柳生家の菩提寺「神護山 芳徳禅寺」を見学しました。
【奈良市】神護山 芳徳禅寺 | Narakko!(奈良っこ)
渡り廊下が切れて段差があるところに「照顧脚下」という縦札が置いてあり、その時には、
単に足元注意という意味くらいに思っていましたが、なんとなく気になり調べてみました。
説明の一つに
「外物に気を向けてしまうと、ややもすれば自分のことを忘れて、心が揺れ動いてしまいます。
また目の前のことばかりに気をとられていると、先のことが見えなくなり前向きに生きられません。
しかし前ばかり見すぎると足もとがおろそかになり、自分の立っている場所さえわからなくなってしまいます。
それで立ち止まって自分の足もとをよく見るということも大切なことです。
前方に眼をやりそれに心を奪われて足元を忘れていると、石につまずいたり、転んだりして
怪我をすることがあります。また足元をしっかりさせていないと足を取られてしまうこともあります。
自分の内面に眼を向けないで他に向かっていても、本当に目覚めることはできません、自己内省が大切です。」
と書いてありました。
自分たちが日常生活していくうえでも、また就職活動でも共通することだなと思いました。
★外物に気を向けてしまうと、ややもすれば自分のことを忘れて、心が揺れ動いてしまいます。
⇒就活でも周りばかり気にすると不安や悩みのため心が揺れる。
★目の前のことばかりに気をとられていると、先のことが見えなくなり前向きに生きられません。
⇒就活でも目の前のことばかりに気を取られていると「何のために働き、今就活をしているのか」
わからなくなり後ろ向きになってしまいます。
まさに内省が大切!
自己の振り返りや棚卸=足元を確認するとともに5年後や10年後の自分がどのようになっていたいかを考え、
そのバランスが就活にとって大切なことも「照顧脚下」という言葉に通じるものだと改めて感じました。
サポステを利用して一緒に準備しませんか。何かが見えてきますよ!
荒井