2021
08/03

こころに残ったこと⑤

こんにちは!サポステの荒井です。
本日は、「照顧脚下」(しょうこきゃっか)という言葉についてお話しします。

この言葉は、禅寺の玄関に「照顧脚下」「看脚下」と書かれた木札が下げられていたり、
置いてあるので見たことがある人も多いかと思います。
私が、初めてこの言葉を見かけたのは、百貨店に勤務していた時に2年間、大阪に転勤になった時です。
もともと歴史などが好きだったので、休みのたびに京都や奈良に行っていました。
1度だけ京都と奈良の境目にある山奥の忍者や柳生十兵衛などで有名な「柳生の里」を尋ねたときに、
柳生の里を一望できる山上にある柳生家の菩提寺「神護山 芳徳禅寺」を見学しました。

【奈良市】神護山 芳徳禅寺 | Narakko!(奈良っこ)

渡り廊下が切れて段差があるところに「照顧脚下」という縦札が置いてあり、その時には、
単に足元注意という意味くらいに思っていましたが、なんとなく気になり調べてみました。

説明の一つに
「外物に気を向けてしまうと、ややもすれば自分のことを忘れて、心が揺れ動いてしまいます。
また目の前のことばかりに気をとられていると、先のことが見えなくなり前向きに生きられません。
しかし前ばかり見すぎると足もとがおろそかになり、自分の立っている場所さえわからなくなってしまいます。
それで立ち止まって自分の足もとをよく見るということも大切なことです。
 前方に眼をやりそれに心を奪われて足元を忘れていると、石につまずいたり、転んだりして
怪我をすることがあります。また足元をしっかりさせていないと足を取られてしまうこともあります。
自分の内面に眼を向けないで他に向かっていても、本当に目覚めることはできません、自己内省が大切です。」

と書いてありました。

自分たちが日常生活していくうえでも、また就職活動でも共通することだなと思いました。
★外物に気を向けてしまうと、ややもすれば自分のことを忘れて、心が揺れ動いてしまいます。
⇒就活でも周りばかり気にすると不安や悩みのため心が揺れる。

★目の前のことばかりに気をとられていると、先のことが見えなくなり前向きに生きられません。
⇒就活でも目の前のことばかりに気を取られていると「何のために働き、今就活をしているのか」
わからなくなり後ろ向きになってしまいます。
まさに内省が大切!

自己の振り返りや棚卸=足元を確認するとともに5年後や10年後の自分がどのようになっていたいかを考え、
そのバランスが就活にとって大切なことも「照顧脚下」という言葉に通じるものだと改めて感じました。
サポステを利用して一緒に準備しませんか。何かが見えてきますよ!

荒井

2021
07/24

プラスを取り込む

みなさまこんにちは!相談員の吉田です。
常夏の🌞北海道ですが、体調はいかがでしょうか?
水分・食事・睡眠 しっかり?ぼちぼち?摂れていますか?

オリンピックが始まりましたね!
昨日の開会式はご覧になりましたか?
50個のピクトグラムパフォーマンスが最高でした!笑いました^^
きっと何回も何回も、リハーサルをしたのでしょうね~。

選手団の入場では、ユニフォームに注目。民族衣装のデザインを取り入れたり、開催国である
日本の桜や富士山のモチーフをあしらったり。
マスクのデザインをそれぞれの国旗やユニフォームに合わせるなど、様々な工夫がみられました。
中には、近年やっと女性の出場が認められた国、期間中に休戦している国もあります。
色々あるとは言え、平和の祭典であり、何よりも、この混乱の中で努力してきた選手や
サポートする関係者は、ものすごい苦労と努力をしてきたのでしょうね。。。

ですが、新聞やネット、テレビなどのメディアにおいて、しばしばネガティブな表現が見られました。
ちょっと、残念でした。
今も、これからも、メディアリテラシーが大切です。
一人ひとりが、情報を見極め、主体的に読み込む力を持っていけるといいですね。
ネガティブな情報に、必要以上に振り回されないように。。。

今夜も日本初のメダルがでました!
何より、勝っても負けても、試合後にお互いを称えあうシーンは感動しますよね✨
大病を克服して出場を果たした選手、リベンジにかけている選手。
一人ひとりに、ドラマがあります。
その思いを、見ている私たちが全て理解できる訳ではないですが、応援することはできると思います。
「すごいな」「強いな」「かっこいいな」「あー、めっちゃ泣いてる・・・」
ちょっとでも感情が動いたら、それはきっとプラスになると思います。

地球規模の大きな分岐点の中のオリンピックです。
マイナスばかりに目を向けないで、たくさん感動を味わいたいと思います^^

吉田

2021
07/17

おもてなしの心

みなさんこんにちは!相談員の土井です。
平成25年(2013)の秋は、オリンピックの東京誘致が成功し、日本中が湧きましたね~。
あれから8年…まさか無観客のオリンピックになるなんて、想像もしていませんでした…。
それでも、アスリートの皆さんには、今までの努力や頑張りを精一杯発揮していただいきたいです!
私もTVの前で一生懸命応援したいと思います!!

ところで、あの時(2013)の最終プレゼンテーションで使われた「おもてなし(・・・・・)」という言葉は
とても話題になりましたよね。
今回は、残念ながら海外の方への「おもてなし(・・・・・)」の機会は少なくなりましたが、
私たちの日常で生かすことはできます。

仕事をする上でも、とても大切な心です。
では、「おもてなし(・・・・・)の心」には、一体どんなものがあるのでしょう?

〇交流分析でお世話になった佐藤寛先生のお言葉です(9項目)
・相手がどんな人であっても、かけがいのない重要な人です。職業や身なりで貴賤を決めてはいけません。
・相手を尊重し、礼儀正しくします。
・時間を守ります。約束した時間は契約です。一方的に遅れたりしません。
・地域や職能によって、その世界の伝統があります。柔軟にそれに従います。
・会話を独占しないようにします。傾聴が大切です。
・相手の権利を侵害しないようにします。特にTwitterやFacebookなどは要注意です。
 アルバイト店員に不用意な写真転送をされて失敗した事例がたくさんあります。
・中高年になると、特に自慢話をしたくなります。一人で話し続けないようにします。
・相手のやりかたに不必要な手出しをしないようにします。
・相手の言葉の裏にある気持ちを察して、行動するようにします。

これらは、主にお客様に接している方々へ向けたお言葉ですが、社会生活を送るうえでも参考になると思います。
誰に対しても「おもてなし(・・・・・)の心」を持って、接していきたいですよね。
そして、自分自身に対しても、そんな気持ちで優しく接していきましょう。

土井

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