2020
12/01

居場所「シエスタ」

みなさまこんにちは!相談員の吉田です。
今日は、ひきこもり 居場所「シエスタ」についてお知らせさせて頂きます。

居場所「シエスタ」
主催:NPO法人レター・ポスト・フレンド相談ネットワーク
共催:社会福祉法人江別市社会福祉協議会 くらしサポートセンターえべつ
サポステは、昨年の開催時から後援機関として参加しています。

「シエスタ」は、ひきこもり当事者の方、ご家族の方、ピアスタッフ(ひきこもり経験者の方)、
各支援機関 が集まる場です。

会は2時間ほどで、前半はピアスタッフの方の体験談・話題提供を聞くことができます。
当時どんなことを考えていたのか、家族に言われて嬉しかった言葉、逆に嫌だったこと、一歩踏み出すきっかけ、
今の不安・・・などなど、経験者ならではのお話が聞けます。
後半はグループに分かれて、お互いのことを話したり、聞きたいことを質問したり、自由に話すことができます。

「自由」と言われると、プレッシャーになることもあるかと思います。
もちろん、話したくないことは話さなくていいですし、「今日は聞くだけにします」と、
発言をしないと決めることもできます。
サポステのような他の支援機関のスタッフが各テーブルに入り、できるだけ緊張せず、
気持ちよく参加できるようにお手伝いしています。
グループでの話に参加したくない場合は、離れた席から見学することもできますし、途中で帰ることもできますよ。
とにかく無理をせず、参加できる居場所です。

前回のグループでは、影響を受けた本やアニメの話題がでました~。
自分が知っているアニメやゲームの話題がでると、嬉しいものですよね♪
その中で、私は、昔好きだったゲームとして、メトロイドの話をしましたよ~
「エンディングで主人公がヘルメットを脱いでビックリ!」なんてお話ししていました^^

今年度は残り一回となりましたが、話をしたい方、聞きたい方、まずは外出のきっかけが欲しい方・・・などなど、
想いは人それぞれかと思います。
興味のある方は、気軽に参加してみてくださいね。

「シエスタ」④ 
日時:2020年12月23日(水) 14:00~16:00
会場:江別市総合社会福祉センター(江別市錦町14-87)
なお、予約は不要ですが、コロナの感染状況によっては、急遽中止となる場合があります。
お問い合わせは・・・ 江別市社会福祉協議会 011-375-8987  です。

〇NPO法人レター・ポスト・フレンド相談ネットワーク ホームページ
  情報満載です!
https://letter-post.com/

「シエスタ」ポスター

吉田

2020
11/22

働くヒント① ~書籍の紹介~

みなさんこんにちは。相談員の荒井です。
前回「はじめまして」というタイトルで簡単な自己紹介をさせていただきました。
キャリアコンサルタントの仕事を通して、今まで多くの方の応援をしてきましたが、特に若い方々の応援では、
「働くこと」「なぜ、働くのか」から一緒に考えることが多いです。
私もこれまで、何度か自問自答してきましたが、はっきりと「これ」という答えはないことに気付きました。
そこで、あくまで自分として「働くこと」のヒントになった本を、これから数回に渡りブログで紹介させて頂きたいと思います。

なお、アマゾンで「働くこと」をキーワードで検索すると、なんと700冊以上の本が‼
それだけいろいろな考えがあり、悩んでいる人も多いのでは?と思いました。

第一回目の紹介 
「何のために働くのか」  著者:寺島 実郎さん  文芸新書

サポステを利用している方が、最初の面談で「自分に自信がない」「自分には、できることが何もない」「こんな自分は働けるのだろうか」など思い悩んで来られる方が結構います。
そのような皆さんにご紹介するのが、この本のはじめに書かれている内容を紹介します。


【今、ここに存在する奇跡
『「今、ここに、存在する」のは奇跡のようなことだからだ。まず、父と母がいたから、自分が存在する。―中略―さらに、順を追って考えると、自分の両親が生まれたのはそれぞれに二人の親がいたからであり、自分が存在する二世代前に、祖父母にあたる4人の人間が必要だったことになる。-中略―10世代前にさかのぼるとその数は1024人になる。
だいたい250年前の江戸中期、にあたり、それほど大昔ではない。直系の祖先の人数を数えると合計2046人もの人間が自分につながっている。
どれほどの深い孤独を感じていても、人間は決してひとりぼっちではない。
-中略―
自分という人間には2046人の命と歴史をつないで、今日の自分が生きている。』 
 

~本文より引用

この部分を読んだとき、思わず表にして人数を確認しました。この250年ほどの間には、今の新型コロナではないが、スペイン風邪などの感染症や大きな自然災害、太平洋戦争など幾多の戦争などの多くの危機のなかつながってきたことを改めて思いました。
そう思えたら今生きていることを実感して、「生きること」と「働くこと」はイコールではないが、大きなウエイトを占めていることを確認して「なぜ、働くのか」を一緒に考えることを提案してスタートします。

『「働くこと」を突き詰めると「カセギ」と「ツトメ」という要素にいきつくのではないだろうか』 

~本文より引用


ほんのさわりだけの紹介ですが、興味のある方はぜひ読んでみてください。
きっとヒントがあると思います。

荒井 

2020
11/10

プチお仕事インタビュー⑦

みなさまこんにちは!
今日は、ちょっとご無沙汰「プチお仕事インタビュー」をお届けします。
友人、うさぎさん(本人希望🐰)に、「中材(ちゅうざい)さん」という仕事についてインタビューしました。
(実際の言葉使いではなく、丁寧な感じに加工しています^^)

吉 :まずまず、中材(ちゅうざい)とは何ですか?
うさぎさん:「中央材料室」の略ですよ~。病院の中、一般的にオペ室の隣にあるのが中央材料室です。
そこで勤務しているので「中材さん」と呼ばれています。
吉 :なるほど。その中央材料室とはどんなところでしょうか?
うさぎさん:手術や検査に使用する医療器械やガーゼ等の材料を、洗浄したり滅菌するのが役割です。
吉 :作業の流れはどんな感じですか?
うさぎさん:そうですね、まず薬剤に漬けたり超音波洗浄したりして、機械に付いた汚れをきれいに落とします。
汚れの点検や乾燥を経て、パックしたものを専用の機械で滅菌します。清潔になった器械を保管することも大事な仕事です。

吉 :勤務中はずっとその部屋にいるんですか?
うさぎさん:いいえ、一日に2回、外来や入院病棟に器械を回収しに行ったり、逆に滅菌が済んだものをそれぞれの場所に届ける業務もありますよ。
手術が多い日は、入ってくる器械が多いので忙しいです。
吉 :ほ~、普段病院に行って目にすることは中々ないですが、とっても重要な役割ですね~。
一言で表すと、どんな仕事と言えますか?
うさぎさん:ずばり、コツモク作業ですね。人と接するのは最低限、モノ相手です。
初めのうちは、器械の名前を覚えたり、材質による滅菌方法を覚えたりするのが少し大変ですが、覚えてくると本当にルーティーン作業です。単調な作業が好きな方に向いているかも知れません。

吉 :何か気を付けていることはありますか?
うさぎさん:感染症がある方の器械を扱う時は、より慎重にしています。もちろん、常に術衣を着て、使い捨ての手袋をしています。
フェイスシールドもしますよ~。仕事柄、健康診断も定期的に受けられます。
吉 :自分も守らないといけないですもんね。
では、やっていて嬉しかったことはなんですか?

うさぎさん:あまり知られていない仕事ではあるけど、なくてはならないものなのですし、単純に、きれいになっていくのを見るのは気持ちがいいですね♪
慣れてくると、「この器械はこのくらい・・・」と包装するパックの大きさを、図らなくてもぴったり合わせることができるようになるのは密かな喜びです^^
吉 :気持ちが良さそうですね^^勤務するにあたって、特に必要な資格はないんですよね?
うさぎさん:はい、必要な資格はないですが、滅菌供給に関わる業務の実践に通算3年以上携わると、チャレンジできる資格があります。
「第2種滅菌技士」といって、資格取得講習で、さまざまな滅菌方法や消毒液の使い方などを学び、必要書類などを揃え、認定されます。更に高度な知識と技術が必要とされる「第1種滅菌技師」もありますよ。
吉 :資格があることは知りませんでした。資格を取っても取らなくても、一度滅菌業務を経験すると、また違う病院などへの転職がしやすいかも知れませんね。
貴重なお話し、ありがとうございました!

お仕事インタビュー②の医療事務の回でも触れましたが、医療業界で働いてみたい方にとって、比較的チャレンジしやすいかも知れません。
病院内で大事な器械を清潔にして管理する。正に「陰の立役者」ですね!
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました!



吉田

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